ヴィーガンに育てられる赤ちゃんや犬は不幸?友だち夫婦にモヤついています。
投稿者:よっぴーさん(28歳/女性)
石川県在住の事務職です。
私はヴィーガンではありませんが、ヴィーガンのことを理解したくてこちらのサイトに来ました。
というのも、私の友だちのことで相談があります。
私の友だちは夫婦でヴィーガンです。
私自身は2人が結婚すると知った時、大切にしている考えが同じ人と出会えるなんて素敵と、心からお祝いしました。
最近、その友だちが妊娠しました。
妊娠初期に少し不安定になり、旦那さんの出張も続き、友だちの実家も遠方だったので、「何か助けられることはない?」と聞いたら「飼い犬を預かって欲しい」と言われました。
とても元気なワンちゃんで、一日に一度散歩が必要でした。
動物が大好きな私は、快諾しました。
お世話周りのレクチャーを受けていると、ドッグフードを見て驚きました。ワンちゃんにもヴィーガンフードがあるのですね。
旦那さんが帰るまでの一週間ほど、我が家にいたのですが私、実はうっかりそのコに、鶏ササミのはじっこをあげてしまいました。(友だちには内緒にしています)
その時のワンちゃんの喜びようと言ったら…(思い過ごしかもしれませんが)
食の好みが変わってしまってはいけないと焦り、あげたのは本当にその一度きり。それ以外は持たされたヴィーガンドッグフードを出しました。(ぜんぶ食べてくれてホッとしました)
ワンちゃんは本当に元気だし、友だちの家のコだし、私が気にするのはいかがなものか?と思うのですが、それ以来モヤモヤが消えません。
そして赤ちゃんが産まれたら、やはりヴィーガンフードで育てる方針のようです。
友だちも旦那さんも、自分で選んでヴィーガンになったのだから、それをどうこう言う気はまったくありません。
ただワンちゃんや、そして産まれて来る赤ちゃんは強制的に(言い方悪いですね汗)ヴィーガンにさせられています。
ヴィーガンが赤ちゃんを育てて栄養失調にさせてしまったというニュースを耳にした記憶もあり、大丈夫かな…でもそんなこと私が言っていいことじゃないのかな…と思考が止まらず、最近では疎遠にしたいとさえ考えてしまいます。
私は未婚で子どももいないから、想像が至らないとこもあるのかも知れません。
彼女の考え方を尊重しつつ、このモヤモヤを取り払うことってできるのでしょうか。友だちの家のこと、と割り切ることができず苦しいです。何かアドバイスください。
\ EDITOR’S ADVICE /
ご本人も「モヤモヤ」という言葉で括(くく)られているように、ひとことでは説明しづらい感情をここにぶつけてくださってありがとうございます。まずはお礼を。
よっぴーさんのモヤモヤの正体は、
「犬はお肉を食べるのが自然の摂理だし幸せなはず」
「子供はバランスよく食べた方が健康で、ヴィーガンになるならないは親でも決める権利はない」
と思っていて、それを友達に言うことが出来ないからですよね。
よくぞよくぞ、友達の前でぶちまけず、ここまでゆっくり運んでくださいました。
大切なお友達だからこそ傷つけたくないし自分も嫌われたくないという気持ち、よくわかります。相手を尊重することと自分の本音に蓋をすることが表裏一体になってしまう、というのもままありますよね。人付き合いで誰もが直面する一生もののジレンマだと思います。
“仲の良いお友達といえども人の家庭の子育て方針に口を出す権利があるのか”というよっぴーさんの常識がストッパーになったところもあると思います。よっぴーさんは脊髄反射で軽はずみな発言はせずオトナな対応が出来る方ですから、それゆえに自分の胸の内が「モヤモヤ」で溢れかえって辛さMAXになることも多いのでしょうね。 そんなよっぴーさんに、左の肩を抱きながらバーボン片手にわたしがたむけたい一言は、
落ち着け、まだなにも起きちゃいねぇ。
ということです。
お悩みの内容を状況とともに整理してみると、実はまだなにも問題は起きていないんですよね。
ササミを食べた犬が喜んでいるように見えたといっても、犬なんて大抵楽しそうです。
生まれてくる赤ちゃんのことが心配だと思いますが、ただでさえ大変なヴィーガン生活を新生児の子育てにも取り入れる覚悟を考えたら、生まれる前から愛情はたっぷり注がれています。
これが「犬が瀕死だ」とか「赤ちゃんが成長していない」など明らかな異常があれば別ですが、いまのところノープロブレムです。「友だちの家のことだと割り切ることができず苦しい」と思い詰めておられますが、割り切らなきゃやってられねぇような状況はまだなにひとつないように思いますよ。
わたし的に「疎遠にしたいとさえ考えてしまいます」という一文がいちばん気になりました。たぶん真面目すぎる性格ゆえに、モヤモヤMAXになると自衛からなにもかも放棄する節(ふし)があるのではないですか?
大人になってからは友達ってポイポイ出来るものではありませんし、このことで大切なお友達を一人失うのはとってもとっても勿体ないです!深呼吸して、お友達と向かい合ってみて欲しいです。
「犬にとって、子供にとって、ヴィーガンという選択は幸せか」
このむずかしいお題に対して、一瞬で誰をも納得させられる究極のアンサーはたぶんないと思います。だからこそ当事者同士、分かり合えるまで語らうことが大切なんだと思います。
お友達ご夫婦は徹底したヴィーガン生活を送っていらっしゃるようですから、ネットで調べて数記事読んだだけでは同じ土壌で話し合うことはできないと思います。まずは、否定するとか賛同するとかよっぴーさんの答えは出さずに、知らないことを教えてもらうスタンスで「ヴィーガンの良いところ」「大変なところ」「赤ちゃんを同じように育てることに不安はないのか」などたくさん質問してみてください。
純粋に相手のことを知りたい、理解したいという気持ちで質問すれば、どんな質問にもきっと前のめりで説明してくれると思いますよ。人は自分の考えや趣向を理解してもらえると嬉しい生き物ですから。
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