ヴィーガンの彼と結婚するか悩んでいます。
投稿者:チョコミン党さん(32歳/女性)
付き合っている彼がヴィーガンです。彼との付き合いは長く、出会ったときから換算すると5年になります。彼は始めからヴィーガンだったわけではなく、友人の影響で2年前にヴィーガンになりました。
彼とは半年前に同棲を始め、いずれは結婚する予定でいます。
なぜ彼がヴィーガンになったのかその経緯も見ていますし、彼の意思は尊重しています。そして彼もムリに私をヴィーガンにしようとしたりしません。
ただ、私は料理をするのも食べるのも大好きで、今後もお肉もお魚も食べたいと思っています。ヴィーガンになる予定はありません。
彼は、私が目の前でお肉を食べても嫌な顔をしませんし、非難するようなことも言いません。ですが心の中では「動物がかわいそうだとは思わないの?」「地球環境のことは考えないの?」と思っているんじゃないかと、勝手に責められているような気になって心が落ち着かないんです。
彼のことは大好きで、もし彼と別れたら同じくらい好きになれる人に出会えるか、自信がありません。
ですが、食の志向は長いこと一緒に暮らしていくのであればとても重要なことだと思いますし、子供が生まれたらその子はどういう方針で育てるのかという問題も出てきます。
北海道旅行をしたとき、一緒にソフトクリームを食べることすらできなくて少し悲しい気持ちがしました。この先もずっとこうなんだと思うと正直悩みます。
そして毎日2人分別々の料理を用意するのは思った以上に手間です…。(私がまだ料理に慣れていないということもありますが。)
友人に相談したところ「私だったら無理だな」と言われますます自信がなくなりました。ですがこんなに大切に思える人と、たかが一緒に焼き肉を食べれないというだけでお別れしていいのかと考えたらバカな気もします。
こんな“自分の気持ち次第でしょ”みたいな内容を送って申し訳ないですが、アドバイスを頂けたら嬉しいです。
\ EDITOR’S ADVICE /
相談内容を読んでいて、心がチクッと共感したのは、相談者のチョコミン党さんが32歳女性であるということ。
30代前半の言いようのない焦りって、強烈だと思います。
私も32歳の時は目につくものぜ~んぶ不安で、ぜ~んぶ焦っていましたよ。
けれど同時に、大人としてのバランス感覚も持ち合わせています。その場の雰囲気も顧みずに強く主張することも、弱音を全開にすることも、ちょっとできないんですよね。
やっとお友達に相談できても、チョコミン党さんのように自信をなくしてしまったり。
結婚を考えている相手はヴィーガンで、チョコミン党さんはお肉もお魚も大好き。そんなふたりの食生活を考えると、結婚すること自体不安になります。
一番シンプル且つ最速な解決策は、チョコミン党さんがヴィーガンになることですよね。
ただ彼に合わせて無理にヴィーガンになっても、チョコミン党さんが幸せになれるかはわかりません。我慢は長続きしないですし、限界は思っているよりも早く訪れます。
彼はあなたの選択の自由を認めていて、あなたも彼の考えを尊重している。ここだけ聞くと「きっと素敵なご夫婦になるのね~」と手放しに祝福してしまいそう。
ですが、認めることと、我慢すること・見ないふりをすることは、まったくの別物です。(チョコミン党さん自身が、それに気づいちゃったからツラいのよね…)
おふたりはお互いに踏み込むのを怖がって、決して交わらない平行線になっていませんか。ちょっと、ほんとちょっとでいいんです、お互いに角度をつけませんか。まずは内側に。交わらせましょ。
ということで、解決策をひとつ。
彼と一週間交代で、料理をしてみましょう。
彼に「私に肉を焼いてくれ!」なんて、言わなくていいですよ。
ただ「ヴィーガンじゃない私が美味しく食べられるメニューにして欲しい」と言えばいいのです。
お弁当も、あなたが2パターン作らなきゃと思うなら、彼にも2パターンお願いしてみましょう。
結婚前に、彼が家事に積極的かどうかも見られて、一石二鳥です(笑)
何かひとつ行動を、お互いに内側に動かしましょう。
歩み寄ることで新しい発見や、強い絆が生まれればこんなにハッピーなことはありません。
「あれ?思ってたんと違う…」が増えたら、今度は線を思いっきり外側に逸らせて次へGO!GO!
これはチョコミン党さんにだけではなく、彼氏さんにも言えること。お互いに我慢や無理がある関係は、健全なことではありません。
彼の年齢はわかりませんが、何歳にせよ、32歳女性の繊細な心の機微を理解するのは難しいと思います。
結婚に向けた同棲もしているのですから、なおさら時期は具体的に見据えましょう。ちゃんと2人揃って。(ここをウヤムヤにされるなら次へGO!GO!くらい、心にゆとりと強さを持ってね)
あなたは自分で思っているよりもっともっと、若くて賢い素敵な女性です。
自信持って生きましょう。
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